こんにちは、サンメモリー和光です。
前回は「御仏前」や「御霊前」などと書く「表書き」の種類について解説しましたが、今回は黒白・黄白など細い紐が結ばれている「水引」選び方について解説していきたいと思います。
水引の結びの種類
弔辞で使う香典袋の水引は、必ず「結び切り」や「あわじ結び」を選びます。
この2つの水引は固くほどけない結び方のため、「不幸を二度と繰り返さないように」という意味が込められているからです。
結び切り | あわじ結び |
・真結びともいわれており、解けにくい結び方 ・一度で結ぶと二度とほどけない | ・2色に水引が8の字を描くようにクロスしている結び方 ・左右に引っ張ると結び目が固くなりほどけにくくなります |
二つの水引のどちらにするか迷った場合は、あわじ結びの方が広い範囲で使われることの方が多いので、あわじ結びが良いでしょう。
宗派別の水引の選び方
仏式(仏教) | 仏式(浄土真宗) |
白無地×黒白の水引 蓮の描かれた封筒 ・御霊前 ・御香料 | 白無地×黒白の水引 蓮の描かれた封筒 ・御佛前 ・御香典 |
神式(神道) | キリスト教 |
白無地×黒白または 双銀もしくは双白の水引 ・御玉串料 ・御榊料 ・御霊前 | 百合や十字架の描かれた封筒 水引のない白無地の封筒 ・御花料 ・カトリック:御ミサ料 ・プロテスタント:献花料 |
地域ごとの水引 |
白無地×黄白の水引 ・京都 ・北陸地方 |
いかかでしたでしょうか。2回にわたって一般的な香典袋の違いを解説いたしました。
また葬儀に関するいろいろなQ&Aをお知らせしていきたいと思います。